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シュルテシュルテ表

数字を順番にできるだけ速く見つけよう。注意力と視覚探索のスピードを鍛える定番トレーニング。

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シュルテ表は、数字がランダムに並んだ正方形のマス目です。やることは単純で、すべての数字を1、2、3…と順番に、できるだけ速く見つけて指し示します。標準的なものは5 × 5で、1から25までの数字が入っています。

このシンプルさの裏に、最もよく知られた注意力トレーニングのひとつがあります。心理学者は半世紀以上前からこれを使っており、今では教師や、集中力と視覚探索のスピードを鍛えたい人にも広く使われています。

BB Gymでは3つのレベルがあります。ヒント付きの4 × 4、標準の5 × 5、そして色を交互に切り替える赤と黒のシュルテ・ゴルボフ表です。結果ではスコアとスキルのプロフィールが表示されます。

シュルテ表の起源

この方法を考案したのは、ドイツの精神科医で心理療法家のヴァルター・シュルテ(1910–1972)です。シュルテ表はもともと心理診断のための検査として作られました。数字を探すのにかかる時間から、心理学者は注意の範囲、安定性、作業のペースといった特性を評価しました。

旧ソ連圏の心理学では、標準的な手順が定着しました。5枚の表を続けて行い、それぞれの時間から3つの指標を計算します。作業効率は1枚あたりの平均時間です。ウォームアップは、どれだけ早く作業に入れるかを示します。精神的な持続性は、疲れによってセットの終盤に遅くならないかを示します。

ゴルボフの赤と黒の表

難しいバージョンは、ソ連の心理学者フョードル・ゴルボフ(1916–1977)の名前と結びついています。彼は宇宙心理学の創始者のひとりで、パイロットや宇宙飛行士の心理的サポートに携わりました。

シュルテ・ゴルボフ表には2色の数字があります。黒い数字は小さい順に、赤い数字は大きい順に探し、しかも交互に進みます。黒の1、いちばん大きい赤、黒の2、その次の赤…という具合です。探すスピードだけでなく、2つの課題の間で注意を切り替え、それぞれどこまで進んだかを覚えておく力も試されます。

世界の心理学にある仲間

欧米の神経心理学では、Trail Making Test(トレイルメイキングテスト)が似た役割を果たしています。その前身であるPartington's Pathways Testは1938年に発表されました。1944年には少し手を加えた形で米軍のテストバッテリーに取り入れられ、1950年代にはラルフ・レイタンが脳損傷の影響を調べるために使い始めました。

このテストの前半では数字を順番に線でつなぎ、後半では数字と文字を交互につなぎます。1 — A — 2 — B…という具合です。考え方はシュルテ・ゴルボフ表と同じで、素早い視覚探索と2つの系列の切り替えです。

シュルテ表で鍛えられる力

プレイ中はいくつもの力が同時に働きます。注意力は気が散らないよう集中を保ちます。処理速度は目的の数字を素早く見つけて認識します。ワーキングメモリは、どこまで進んだか、次の数字がどこにあるかを覚えておきます。赤と黒のバージョンでは、2つの系列を絶えず切り替える認知的柔軟性も加わります。

結果は数回の挑戦だけでもはっきり良くなります。これはよく知られた練習効果です。ただし正直に言うと、シュルテ表のような練習が日常生活での注意力を高めるという科学的な証拠は、まだ限られています。2016年に発表された脳トレ研究の大規模なレビュー(Psychological Science in the Public Interest)では、人が上達するのは主に練習した課題と、それによく似た課題だと示されました。

「シュルテ表で速読力が必ず伸びる」といった主張には、確かな根拠がありません。シュルテ表は、仕事や勉強の前に集中を高める短い注意力のウォームアップ、そして自分のペースを確かめる方法と考えるのがいちばんです。

遊び方と気をつけたいこと

1行ずつ目で追うのではなく、マス目の中央を見るようにしましょう。そのほうが一度に多くの数字が視野に入ります。

ひとつの数字を探しながら、次の数字の位置にも目を留めておくと時間の節約になります。

当てずっぽうでタップしないこと。ミスは、コンマ数秒の遅れよりも結果を大きく下げます。

比べる相手は過去の自分です。時間はマス目の大きさ、画面、疲れに大きく左右されるので、1回の結果より結果の推移のほうが大切です。

どんな人に向いているか

シュルテ表はどの年齢でもすぐに理解できます。小学生はヒント付きの小さなマス目から始め、大人は標準の表や赤と黒の表でトレーニングし、年配の方は時間に追われずにゆっくり楽しめます。

BB Gymの結果は医学的な診断や、専門家による注意力の検査ではありません。集中力の問題が気になる場合は、専門家に相談してください。

参考文献

  1. Walter Schulte (1910–1972)
  2. Ф. Д. Горбов (1916–1977) — Вестник практической психологии образования, 2012, № 4
  3. Trail Making Test — Wikipedia
  4. Simons D. J. et al. (2016). Do "brain-training" programs work? Psychological Science in the Public Interest, 17(3), 103–186